2006年 02月 03日
パニック症状
|
一度だけ、自殺してしまいそうになったことがあります。
一浪して臨んだ大学受験シーズン。1月半ばの朝。新聞を広げて、センター試験の答え合わせをしていました。
それなりに自信はありました。試験時間中、何度も答えを確認する時間さえあったのですから。
・・・・・答え合わせを終えたとき、その散々な結果にめまいがしました。
今はまだ夢の中にいるに違いない!
手を叩いたら、もう一度、ちゃんと目覚めるに違いない!
ぱんっと手を叩きましたが何も起こりませんでした。
部屋のドアを開けたら、もう一度目が覚めるに違いない!
ガチャッとドアを開けて廊下に出ましたが、何も起こりませんでした。
その後の受験もことごとく失敗。
ある大学の受験前日の夜。勉強をしながら、ふと翌日の試験のことを考えました。
「明日も不合格だったらどうしよう・・・」
その途端、急に動悸が始まり、息苦しくなり、呼吸が速く浅くなりました。涙もボロボロと溢れ出てきます。
感情が特に盛り上がったわけでも落ち込んだわけでもなく、ちょっと心配しただけだったのに、パニック症状を起こしたのです。
そして、妙に「何かしなくては!」という衝動に駆られました。
「椅子から立ち上がって、行動を起こさなくては!」と心の中の誰かが強く言っている感じです。
そのとき、直感的に「このまま動いたら自殺してしまう!」と思いました。
「動くな。動くな。」と自分に言い聞かせ、数を数えながら呼吸をする、いわゆる数息観をしながら、「動くなー。動くなー。」と言い聞かせました。
とにかく動かずじっとして、呼吸することに集中したのです。
しばらく数息観を続けているうちに、動悸も涙も、妙な衝動も止みました。
あのとき、あの衝動のままに動いていたらと思うと、ぞっとします。
でも、そういうときの対処法を知っていました。
それが数息観です。以前、オマジナイとしてブログにも書きました。
まぁ、そんなものを知っていながら、受験勉強の集中力アップに役立てることは出来なかったわけですが・・・。
「6吸って12吐く」というのは私がやり易いリズムです。基本は、吐くのに倍の時間をかけることなので、3吸って6吐くでも、8吸って16吐くでも構いません。苦しくないリズムで始めて、徐々に時間を延ばすようにします。
吸うときは自然にお腹に空気が入ってくるイメージ。吐くときはしっかり自分でコントロールして、できるだけゆっくり吐くようにします。時間を延ばすといっても、やはり苦しくない範囲でやることです。
では、どうやってそれを知ったのかと言えば・・・・・その昔、私はオカルト雑誌『ムー』の愛読者でした。
毎号、実践記事が載っており、魔術・密教・陰陽道・超能力・瞑想・自己催眠・気功・心身鍛錬などなど、分野が何であれ、基本は『リラックスしつつ集中した状態』に自分を持っていくことです。その方法として、先ずは呼吸法から入るのです。
オカルトと聞いて拒絶反応を起こす人もいるでしょうが、見渡してみれば、座禅でもヨガでも拳法でも、呼吸法は基本中の基本です。それを行うことで、気持ちを静めることから始めるはずです。
数を数えながら呼吸を行うことは、自律神経が司っている呼吸を、自分の意思で行うことになります。つまり、自分の体を自分の意志でコントロールするわけです。
そのため、『自分の意に反して』という、心の病特有の症状を抑えることにつながるのだと思います。
ただし。
オカルトが病気を治すのではありません!
念のため、書いておきます。
(記憶が確かならば、オウムの麻原彰晃の記事もありました。超能力を得るための修行法の記事でした。麻原が座禅を組みながら空中浮遊している写真も。アバラが見えるくらいスリムだったなぁ)
一浪して臨んだ大学受験シーズン。1月半ばの朝。新聞を広げて、センター試験の答え合わせをしていました。
それなりに自信はありました。試験時間中、何度も答えを確認する時間さえあったのですから。
・・・・・答え合わせを終えたとき、その散々な結果にめまいがしました。
今はまだ夢の中にいるに違いない!
手を叩いたら、もう一度、ちゃんと目覚めるに違いない!
ぱんっと手を叩きましたが何も起こりませんでした。
部屋のドアを開けたら、もう一度目が覚めるに違いない!
ガチャッとドアを開けて廊下に出ましたが、何も起こりませんでした。
その後の受験もことごとく失敗。
ある大学の受験前日の夜。勉強をしながら、ふと翌日の試験のことを考えました。
「明日も不合格だったらどうしよう・・・」
その途端、急に動悸が始まり、息苦しくなり、呼吸が速く浅くなりました。涙もボロボロと溢れ出てきます。
感情が特に盛り上がったわけでも落ち込んだわけでもなく、ちょっと心配しただけだったのに、パニック症状を起こしたのです。
そして、妙に「何かしなくては!」という衝動に駆られました。
「椅子から立ち上がって、行動を起こさなくては!」と心の中の誰かが強く言っている感じです。
そのとき、直感的に「このまま動いたら自殺してしまう!」と思いました。
「動くな。動くな。」と自分に言い聞かせ、数を数えながら呼吸をする、いわゆる数息観をしながら、「動くなー。動くなー。」と言い聞かせました。
とにかく動かずじっとして、呼吸することに集中したのです。
しばらく数息観を続けているうちに、動悸も涙も、妙な衝動も止みました。
あのとき、あの衝動のままに動いていたらと思うと、ぞっとします。
でも、そういうときの対処法を知っていました。
それが数息観です。以前、オマジナイとしてブログにも書きました。
まぁ、そんなものを知っていながら、受験勉強の集中力アップに役立てることは出来なかったわけですが・・・。
「6吸って12吐く」というのは私がやり易いリズムです。基本は、吐くのに倍の時間をかけることなので、3吸って6吐くでも、8吸って16吐くでも構いません。苦しくないリズムで始めて、徐々に時間を延ばすようにします。
吸うときは自然にお腹に空気が入ってくるイメージ。吐くときはしっかり自分でコントロールして、できるだけゆっくり吐くようにします。時間を延ばすといっても、やはり苦しくない範囲でやることです。
では、どうやってそれを知ったのかと言えば・・・・・その昔、私はオカルト雑誌『ムー』の愛読者でした。
毎号、実践記事が載っており、魔術・密教・陰陽道・超能力・瞑想・自己催眠・気功・心身鍛錬などなど、分野が何であれ、基本は『リラックスしつつ集中した状態』に自分を持っていくことです。その方法として、先ずは呼吸法から入るのです。
オカルトと聞いて拒絶反応を起こす人もいるでしょうが、見渡してみれば、座禅でもヨガでも拳法でも、呼吸法は基本中の基本です。それを行うことで、気持ちを静めることから始めるはずです。
数を数えながら呼吸を行うことは、自律神経が司っている呼吸を、自分の意思で行うことになります。つまり、自分の体を自分の意志でコントロールするわけです。
そのため、『自分の意に反して』という、心の病特有の症状を抑えることにつながるのだと思います。
ただし。
オカルトが病気を治すのではありません!
念のため、書いておきます。
(記憶が確かならば、オウムの麻原彰晃の記事もありました。超能力を得るための修行法の記事でした。麻原が座禅を組みながら空中浮遊している写真も。アバラが見えるくらいスリムだったなぁ)
by mic_ric_nic
| 2006-02-03 15:34
| 心